4月10日の株

日経平均は続伸。先週末7日の米株式市場はグッドフライデーで休場。欧州市場も英、独、仏市場など休場。手掛かり材料に乏しい中、今日の日経平均は140.21円高からスタート。先週末に発表された3月の米雇用統計で、非農業部門雇用者数は市場予想を下回ったものの、堅調なペースを維持していると受け止められ、米景気下振れへの警戒感が和らぎ、市場の安心感となった。

また米景気後退の懸念を受け米長期金利が上昇し、日米金利差の拡大観測から、外為市場で一時1ドル=132円70銭台と、先週末7日15時頃と比べ1円ほど円安ドル高に振れたことも東京市場で輸出株などの株価支援要因となった。

一方3連休明けの今晩の米株式市場を見極めたいとする向きも多く、取引開始後の買い一巡後は伸び悩み、後場はやや様子見ムードが広がる中、方向感の定まらない動きとなった。

大引け日経平均は前日比115.35円高の27633.66円となった。

 

前日に日銀の植田和男新総裁が就任し、今日夕方に記者会見が予定されている。

27日からの金融政策決定会合を前に、金融政策に関する具体的な示唆がある可能性は低いとみられるが、政策修正の思惑が高まるようだと、円高圧力が強まる可能性があるだけに警戒が必要だろう。

また米国ではインフレ関連指数の公表が多く予定されており、インフレ指数に振り回される展開となりそうであり、米国市場の動きに振られる場面がありそうだ。

 

監視銘柄

(4503)アステラス製薬  1918.5  +19  (1.00%)

(7203)トヨタ自動車   1827.5   +8   (+0.44%)

(3003)ヒューリック   1105   +10   (+0.91%)

(9433)KDDI   4011   -23   (-0.57%)

(7189)西日本FH   1108   +8   (+0.73%)

(8766)東京海上   2588   +33   (+1.29%)

(8593)三菱HCキャピタル   682   -2   (-0.29%)

(6178)日本郵政   1081.5   -7   (-0.64%)

(1928)積水ハウス   2633.5   +3   (+0.11%)

 

取引 無