京株式市場で日経平均は、前営業日比711円06銭安の3万0526円88銭と5日続落して取引を終えた。米金利高止まりへの警戒感が根強く、3日の米国株式市場で主要3指数が急落した流れを引き継いだ。日経平均は6月1日以来、約4カ月ぶりに心理的節目の3万1000円を割り込んだ。終値では約5カ月ぶり安値となった。
米長期金利が一時2007年以来16年ぶりの高水準をつける中、金利の高止まりを警戒する売りが優勢となった。後場には日銀による上場投資信託(ETF)買いの思惑も
入ったが、軟調な推移は変わらず、日経平均は一時750円安の3万0487円67銭に下落した。プライム市場の9割超の銘柄が下落し、ほぼ全面安となった。
日経平均は5営業日で1800円超下落した。
9月は高配当株が人気化し、バリュー株が堅調だったが、配当権利落ちを経た後の反
動売りが継続したとみられる。TOPIXグロース指数の1.5%安に対し、同バリー
指数は3.3%安だった。ドル/円の円安基調が本来は買い材料となる輸送用機器はり
が目立った。政府・日銀による為替介入への警戒感がくすぶったほか、米金利上昇に伴う消費者の購入手控えや、世界景気低迷による販売伸び悩みなども警戒された。
時間外取引の米株先物やアジア株は総じて軟調で、投資家心理の重しになった。市場では「下値では打診的な買いもあるようだが、入りにくさがある。米金利の上昇が一服す
るまで、不安定な値動きは続きそうだ」との見方が聞かれた。
TOPIXは2.49%安の2218.89ポイントで取引を終えた。東証プライム
市場指数は前営業日比2.49%安の1141.87ポイントだった。プライム市場売
買代金は4兆4588億7300万円と膨らんだ。東証33業種では、全業種が値下がりした。値下がり率上位は輸送用機器や鉄鋼、銀行などだった。新興株式市場は、マザーズ総合が2.89%安の677.80ポイントと、3日続落した。
トヨタ自動車<7203.T>やファーストリテイリング<9983.T>は軟調。アドバンテスト<6
857.T>はさえない。一方、資生堂<4911.T>やエムスリー<2413.T>、ヤマハ<7951.T>は年初来安値を更新後、プラスに転じた。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが132銘柄(7%)、値下がりは1690
銘柄(92%)、変わらずは13銘柄だった。
日経平均 30,526.88 -711.06 (-2.28%)
TOPIX 2,218.89 -56.58 (-2.49%)
騰落レシオ(25日) 87.68
監視銘柄
(4503)アステラス製薬 2017.5 -12.5 (-0.62%)
(7203)トヨタ自動車 2477.5 -127.5 (-4.89%)
(3003)ヒューリック 1288 -38.5 (-2.90%)
(9432)NTT 171.3 -3.7 (-2.11%)
(7189)西日本FH 1636 -94 (-5.43%)
(8766)東京海上 3272 -34 (-1.03%)
(8252)丸井G 2304 -64 (-2.70%)
(8593)三菱HCキャピタル 920.3 -51.2 (-5.27%)
(7182)ゆちょ銀行 1269.5 +24.5 (+1.89%)
(8306)三菱UFJ 1206.5 -68.5 (-5.37%)
(3105)日清紡HD 1044.5 -40.5 (-3.73%)
(9303)住友倉庫 2336 -16 (-0.68%)
(6503)三菱電機 1742.5 -42 (-2.35%)
(1911)住友林業 3453 -182 (-5.01%)
(5706)三井金属鉱業 3610 -71 (-1.93%)
(6448)ブラザー 2367.5 -1.5 (-0.06%)
(8002)丸紅 2155 -123 (-5.40%)
(6141)DMG森精機 2368 -127 (-5.09%)
(9140)商船三井 3879 -186 (-4.58%)
取引 (8002)丸紅 2155 10株 買
買付金額 7,703,258
評価損益合計 +5,988,500 (+77.74%)