2月29日の株

 日経平均は小幅続落。41.84円安の39166.19円(出来高概算23億6000万株)で取引

を終えた。前日の米国市場でハイテク関連株が売られた流れを映して、売りが先

行。日経平均心理的な節目の39000円台を割り込んで始まり、その後、38876.81円

まで下げ幅を広げた。また、円相場が1ドル=149円台へと円高に振れたことも相場

の重荷になった。一方、株価水準の切り下がりで押し目を拾う動きも意識され、390

00円水準で買い意欲の強さが窺えた。ただし、米国では今夜、1月の個人消費支出

(PCE)物価統計の発表を控えて、全般は模様眺めムードの強い展開だった。

 

 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が900を超え、全体の過半数を占めた。

セクター別では、海運、小売、鉱業、銀行、保険など16業種が上昇。一方、電気ガ

ス、鉄鋼、非鉄金属、医薬品など17業種が下落した。指数インパクトの大きいとこ

ろでは、東エレク<8035>、7&iHD<3382>、トヨタ<7203>、HOYA<7741>が堅調だった半面、ソフトバンクG<9984>、ファナック<6954>、ダイキン<6367>、リクルートHD<6098>が軟調だった。

 

 前日の米国市場では、主要株価指数は下落。東京市場も売りが先行し、日経平均

の下げ幅は一時300円を超えた。また、高田創日銀審議委員がきょう、政府・日銀が

掲げる2%の物価安定目標について「実現がようやく見通せる状況になってきた」な

どと述べたことが、政策修正に前向きな発言と受け止められ、円相場が1ドル=149

円台へと円高が進んだことも、輸出関連株の一角には重しとなった。ただ、押し目

狙いの買い意欲は強いほか、米系証券が「日本株ショートの構築は慎重に」と題す

るリポートを出したことが話題となり、後場に入ると、ソニーG<6758>やトヨタなど

主力大型株などに海外勢の買いが入り、日経平均はプラスに転じる場面もあった。

 

 注目される1月の米PCE統計はコア指数の動向に関心が集まっている。米消費者物

価指数(CPI)に続いて高い伸びが確認されれば、米国の金融市場が大きく反応する

可能性があるだけにその行方が注目されている。PCEが市場予想以上の強めの結果と

なれば、米国の利下げ開始時期のさらなる後づれに繋がり、株式市場も動揺しかね

ないだけに警戒が必要だろう。

 

日経平均   39,166.19    -41.84   (-0.11%)

TOPIX          2,675.73       +0.78    (+0.03%)

騰落レシオ(25日)  103.57

SOX指数 4,602.60    -52.29  (-1.12%)   (2024-02-28  17:16) 

監視銘柄

(4503)アステラス製薬  1651.5    -12.5    (-0.75%)

(7203)トヨタ自動車   3621   +51   (+1.43%)

(3003)ヒューリック   1493   +7   (+0.47%)

(9432)NTT   182.3    -1.2   (-0.65%) 

(5019)出光興産    948    +6.6    (+0.70%) 

(8766)東京海上   4376   +11   (+0.25%)

(8252)丸井G   2438.5   +6   (+0.25%)

(8593)三菱HCキャピタル   1033   -5.5    (-0.53%)

(7182)ゆちょ銀行   1597.5    +23.5    (+1.49%)

(8306)三菱UFJ   1542   +21   (+1.38%)

(3105)日清紡HD   1252   -39.5   (-3.06%)

(9303)住友倉庫   2579   -18   (-0.69%)

(6503)三菱電機   2381.5    -34   (-1.41%)

(1911)住友林業   4279    +39    (+0.92%)

(7272)ヤマハ発   1339.5   -23.5   (-1.72%) 

(6448)ブラザー   2509.5   +20   (+0.80%)

(8002)丸紅   2472   -36.5   (-1.46%)

(6141)DMG森精機   3459   +79   (+2.34%)

(7011)三菱重   11825  +15   (+0.13%)

 

取引  無

買付金額   7,818,018

評価損益合計   +10,314,617   (+131.93%)