日経平均は4営業日ぶりに小幅反落。31.49円安の39208.03円(出来高概算18億500
0万株)で取引を終えた。前日の米国市場の流れを受けて利食い売りが先行。日経平
均は前場中盤には39075.47円まで値を消す場面があった。ただ、米国では28日に
は、米連邦準備制度理事会(FRB)高官の発言機会が多いほか、29日にはFRBが重視
するインフレ指標の個人消費支出(PCE)物価統計の発表も控えており、次第に様子
見ムードが強まり、前日の終値を挟んでの展開だった。
東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が900を超え、全体の過半数を占めた。
セクター別では、電気ガス、パルプ紙、水産農林、石油石炭、サービスなど20業種
が上昇。一方、その他製品、海運、ゴム製品、卸売など13業種が下落した。指数イ
ンパクトの大きいところでは、東エレク<8035>、リクルートHD<6098>、ファナック<
6954>、NTTデータ<9613>が堅調だった半面、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、信越化<4063>、オムロン<6645>が軟調だった。
前日の米国市場では、PCE統計を前にした持ち高調整売りなどで主要株価指数は高
安まちまちだった。ただ、SOX指数が下落したことから、東京市場でも値がさのハイ
テク株の一角が売られた。また、前日まで連続して史上最高値を更新していたこと
もあり、高値警戒感から利食い売りが増え、日経平均の下げ幅は一時150円を超える
場面があった。ただ、日本株の先高期待感は根強く、心理的な節目の39000円を割り
込む場面は見られなかった。
29日発表の米PCE統計について、関係者からは、先に発表された米消費者物価指数
(CPI)や卸売物価指数(PPI)の結果から前月比ベースでのインフレ加速が予想さ
れている。市場予想を大きく上回れば、利下げ期待の後退から金利上昇・株価下落
につながり、東京市場にも悪影響を及ぼすことも想定されるだけに、警戒が必要だ
ろう。目先的には米金融市場の動きを見ながらの展開が続きそうだ。
日経平均 39,208.03 -31.49 (-0.08%)
TOPIX 2,674.95 -3.51 (-0.13%)
騰落レシオ(25日) 102.27
SOX指数 4,654.89 -8.57 (-0.18%) (2024-02-27 17:16)
監視銘柄
(4503)アステラス製薬 16664 +5.5 (+0.33%)
(7203)トヨタ自動車 3570 -12 (-0.34%)
(3003)ヒューリック 1486 -22.5 (-1.49%)
(9432)NTT 183.5 +1 (+0.55%)
(5019)出光興産 941.4 +8.6 (+0.92%)
(8766)東京海上 4365 +26 (+0.60%)
(8252)丸井G 2432.5 -1 (-0.04%)
(8593)三菱HCキャピタル 1038.5 +7.5 (+0.73%)
(7182)ゆちょ銀行 1574 +7 (+0.45%)
(8306)三菱UFJ 1521 -15.5 (-1.01%)
(3105)日清紡HD 1291.5 -11.5 (-0.88%)
(9303)住友倉庫 2597 -33 (-1.25%)
(6503)三菱電機 2415.5 +18.5 (+0.77%)
(1911)住友林業 4240 +21 (+0.50%)
(7272)ヤマハ発 1363 -3 (-0.22%)
(6448)ブラザー 2489.5 +21 (+0.85%)
(8002)丸紅 2508.5 -3 (-0.12%)
(6141)DMG森精機 3380 -31 (-0.91%)
(7011)三菱重 11810 -280 (-2.32%)
取引 無
買付金額 7,818,018
評価損益合計 +10,500,558 (+134.31%)