11月14日の株

 日経平均は小幅続伸。110.82円高の32695.93円(出来高概算14億2000万株)で取

引を終えた。円相場が一時1ドル=151円90銭前後まで円安が進んだことから輸出関

連株などに買いが先行して始まり、日経平均前場終盤には32836.27円まで水準を

切り上げた。ただ、心理的な節目の33000円を目前に戻り待ちの売りが散見されたほ

か、米国では10月の消費者物価指数(CPI)の発表を控えているため、積極的に上値

を買い上がる動きは限られ、その後は32700円台でもみ合う展開となった。

 

 東証プライムの騰落銘柄は、値上がり数が782、値下がり銘柄が821とほぼ拮抗し

た。セクター別では、鉱業、石油石炭、非鉄金属、銀行、輸送用機器な23業種が上

昇。一方、サービス、倉庫運輸、不動産、医薬品など10業種が下落した。指数イン

パクトの大きいところでは、東エレク<8035>、アドバンテス<6857>、ファーストリ

テ<9983>、レーザーテック<6920>、ホンダ<7267>が堅調だった半面、セコム<9735

>、リクルートHD<6098>、ソフトバンクG<9984>、日産化<4021>が軟化した。

 

 前日の米国市場は、米CPIの発表のほか、つなぎ予算の期限を週末に控えるなか、

様子見姿勢が強く主要株価指数は高安まちまちだった。ただし、米連邦準備理事会

FRB)による追加利上げ観測は和らいでおり、東京市場において、押し目待ち狙い

の買い意欲は強かった。また、15日の米中首脳会談に合わせて、中国が米ボーイン

グの「737MAX」機の購入再開を検討していると伝わったことから、東レ<3402>、IHI

<7013>などのボーイング関連株にも投資資金が向かい、日経平均の上げ幅一時250円

を超えた。

 

 注目を集める米CPIについては、総合指数が前年同月比3.3%上昇と9月の3.7%上

昇から鈍化すると見込まれている。ただ、全米自動車労組UAW)のストライキに伴

う新車価格の上昇や医療保険料の算出方法の変更などの影響から、関係者からは

「今回は市場予想を上振れるリスクも残る」との声もあり、CPIを受けた米国市場の

動きを見極めたいと考える投資家も多い。また、今週末17日までの新たな「つなぎ

予算案」が成立しないと政府機関の一部が閉鎖されるだけに、議会の行方にも関心

が高いようだ。

 

日経平均   32,695.93    +110.82   (+0.34%)

TOPIX          2,345.29       +8.67     (+0.37%)

騰落レシオ(25日)  100.08

 

監視銘柄

(4503)アステラス製薬  1755.5    -5    (-0.28%)

(7203)トヨタ自動車   2843.5   +26.5   (+0.94%)

(3003)ヒューリック   1406.5   +18.5   (+1.33%)

(9432)NTT   174.8    +0.7   (+0.40%) 

(7189)西日本FH   1736   -36   (-2.03%)

(8766)東京海上   3499   +11   (+0.32%)

(8252)丸井G   2449   +25   (+1.03%)

(8593)三菱HCキャピタル   948.9    +0.4    (+0.04%)

(7182)ゆちょ銀行   1404   +11   (+0.79%)

(8306)三菱UFJ   1284   +31   (+2.47%)

(3105)日清紡HD   1106   -0.5   (-0.05%)

(9303)住友倉庫   2388   +5   (+0.21%)

(6503)三菱電機   1948    -8.5   (-0.43%)

(1911)住友林業   3605   +25   (+0.70%)

(7272)ヤマハ発   3694   +34   (+0.93%)

(6448)ブラザー   2471.5   +5.5   (+0.22%)

(8002)丸紅   2359.5   +2.5   (+0.11%)

(6141)DMG森精機   2577   -33.5   (-1.28%)

(9140)商船三井   3820   +11   (+0.29%)

 

取引  無

買付金額   7,818,018

評価損益合計   +7,391,663   (+94.55%)