日経平均は小幅続伸。110.82円高の32695.93円(出来高概算14億2000万株)で取
引を終えた。円相場が一時1ドル=151円90銭前後まで円安が進んだことから輸出関
連株などに買いが先行して始まり、日経平均は前場終盤には32836.27円まで水準を
切り上げた。ただ、心理的な節目の33000円を目前に戻り待ちの売りが散見されたほ
か、米国では10月の消費者物価指数(CPI)の発表を控えているため、積極的に上値
を買い上がる動きは限られ、その後は32700円台でもみ合う展開となった。
東証プライムの騰落銘柄は、値上がり数が782、値下がり銘柄が821とほぼ拮抗し
た。セクター別では、鉱業、石油石炭、非鉄金属、銀行、輸送用機器な23業種が上
昇。一方、サービス、倉庫運輸、不動産、医薬品など10業種が下落した。指数イン
パクトの大きいところでは、東エレク<8035>、アドバンテス<6857>、ファーストリ
テ<9983>、レーザーテック<6920>、ホンダ<7267>が堅調だった半面、セコム<9735
>、リクルートHD<6098>、ソフトバンクG<9984>、日産化<4021>が軟化した。
前日の米国市場は、米CPIの発表のほか、つなぎ予算の期限を週末に控えるなか、
様子見姿勢が強く主要株価指数は高安まちまちだった。ただし、米連邦準備理事会
(FRB)による追加利上げ観測は和らいでおり、東京市場において、押し目待ち狙い
の買い意欲は強かった。また、15日の米中首脳会談に合わせて、中国が米ボーイン
グの「737MAX」機の購入再開を検討していると伝わったことから、東レ<3402>、IHI
<7013>などのボーイング関連株にも投資資金が向かい、日経平均の上げ幅一時250円
を超えた。
注目を集める米CPIについては、総合指数が前年同月比3.3%上昇と9月の3.7%上
昇から鈍化すると見込まれている。ただ、全米自動車労組(UAW)のストライキに伴
う新車価格の上昇や医療保険料の算出方法の変更などの影響から、関係者からは
「今回は市場予想を上振れるリスクも残る」との声もあり、CPIを受けた米国市場の
動きを見極めたいと考える投資家も多い。また、今週末17日までの新たな「つなぎ
予算案」が成立しないと政府機関の一部が閉鎖されるだけに、議会の行方にも関心
が高いようだ。
日経平均 32,695.93 +110.82 (+0.34%)
TOPIX 2,345.29 +8.67 (+0.37%)
騰落レシオ(25日) 100.08
監視銘柄
(4503)アステラス製薬 1755.5 -5 (-0.28%)
(7203)トヨタ自動車 2843.5 +26.5 (+0.94%)
(3003)ヒューリック 1406.5 +18.5 (+1.33%)
(9432)NTT 174.8 +0.7 (+0.40%)
(7189)西日本FH 1736 -36 (-2.03%)
(8766)東京海上 3499 +11 (+0.32%)
(8252)丸井G 2449 +25 (+1.03%)
(8593)三菱HCキャピタル 948.9 +0.4 (+0.04%)
(7182)ゆちょ銀行 1404 +11 (+0.79%)
(8306)三菱UFJ 1284 +31 (+2.47%)
(3105)日清紡HD 1106 -0.5 (-0.05%)
(9303)住友倉庫 2388 +5 (+0.21%)
(6503)三菱電機 1948 -8.5 (-0.43%)
(1911)住友林業 3605 +25 (+0.70%)
(7272)ヤマハ発 3694 +34 (+0.93%)
(6448)ブラザー 2471.5 +5.5 (+0.22%)
(8002)丸紅 2359.5 +2.5 (+0.11%)
(6141)DMG森精機 2577 -33.5 (-1.28%)
(9140)商船三井 3820 +11 (+0.29%)
取引 無
買付金額 7,818,018
評価損益合計 +7,391,663 (+94.55%)