日経平均は小反発。17.00円高の32585.11円(出来高概算14億7000万株)で取引を
終えた。前週末の米国市場でハイテク関連株が買われた流れや、先週末に2024年3月
期通期の業績予想を上方修正した東エレク<8035>が一時5%超上昇したこともあり、
日経平均は取引開始後に32913.31円まで上伸し、心理的な節目の33000円目前に迫る
場面もあった。ただ、米格付け会社ムーディーズが米国債の格付け見通しを引き下
げたほか、米政府のつなぎ予算の期限が17日に迫るなか、政府機関の閉鎖に対する
警戒感もくすぶっており、次第に買い見送りムードが広がり、日経平均は一時3249
9.28円とマイナスに転じる場面もあった。
東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が1000となり、全体の約6割を占めた。
セクター別では、倉庫運輸、ゴム製品、保険、その他製品など17業種が上昇。一
方、化学、海運、建設、サービスなど16業種が下落した。指数インパクトの大きい
ところでは、東エレク、TDK<6762>、アドバンテス<6857>、セコム<9735>が堅調だった半面、資生堂<4911>、日産化<4021>、ニトリHD<9843>が軟調だった。
前週末の米国市場は、米中首脳会談が15日に開催されることが決まったほか、半
導体世界大手TSMCは、10月の売上高が前年同月比15.7%増と8カ月ぶりプラスとなっ
たと発表したことから、半導体関連株中心に買われ、主要株価指数は上伸。なかで
もSOX指数が4%を超える上げとなったことが東京市場でも好感された。また、為替
市場で円相場が一時1ドル=151円台後半まで円安が進んだことも、輸出関連株の一
角に投資資金がシフトした。
国内主要企業の決算発表はピークを超え、投資家の関心は米景気の動向などマク
ロ面の行方に移っていくことになるだろう。今週は米消費者物価指数(CPI)や米小
売売上高、米鉱工業生産指数などの発表が予定されており、米長期金利の動向にも
影響を与えることになろう。また、米連邦政府の新たなつなぎ予算法案の成立に黄
色信号が点っているため、審議の行方も気掛かり材料だ。外部環境の動向をにらみ
ながら、押し目狙いのスタンスに向かわせよう。
日経平均 32,585.11 +17.00 (+0.05%)
TOPIX 2,336.62 -0.10 (0.00%)
騰落レシオ(25日) 104.04
監視銘柄
(4503)アステラス製薬 1760.5 -29.5 (-1.65%)
(7203)トヨタ自動車 2817 -14 (+0.50%)
(3003)ヒューリック 1388 -5 (-0.36%)
(9432)NTT 174.1 +1.3 (+0.75%)
(7189)西日本FH 1772 -32 (-1.77%)
(8766)東京海上 3488 +69 (+2.02%)
(8252)丸井G 2424 +15.5 (+0.64%)
(8593)三菱HCキャピタル 948.5 -43.4 (-4.38%)
(7182)ゆちょ銀行 1393 +14.5 (+1.05%)
(8306)三菱UFJ 1253 +8.5 (+0.68%)
(3105)日清紡HD 1106.5 +5 (+0.45%)
(9303)住友倉庫 2383 +32 (+1.36%)
(6503)三菱電機 1956.5 +13.5 (+0.69%)
(1911)住友林業 3580 -21 (-0.58%)
(7272)ヤマハ発 3660 -49 (-1.32%)
(6448)ブラザー 2466 +10 (+0.41%)
(8002)丸紅 2357 -3 (-0.13%)
(6141)DMG森精機 2610.5 -17 (-0.65%)
(9140)商船三井 3809 -55 (-1.42%)
取引 (4503)アステラス製薬 1760.5 10株 買
買付金額 7,818,018
評価損益合計 +7,406,599 (+94.74%)