11月13日の株

 日経平均は小反発。17.00円高の32585.11円(出来高概算14億7000万株)で取引を

終えた。前週末の米国市場でハイテク関連株が買われた流れや、先週末に2024年3月

期通期の業績予想を上方修正した東エレク<8035>が一時5%超上昇したこともあり、

日経平均は取引開始後に32913.31円まで上伸し、心理的な節目の33000円目前に迫る

場面もあった。ただ、米格付け会社ムーディーズ米国債の格付け見通しを引き下

げたほか、米政府のつなぎ予算の期限が17日に迫るなか、政府機関の閉鎖に対する

警戒感もくすぶっており、次第に買い見送りムードが広がり、日経平均は一時3249

9.28円とマイナスに転じる場面もあった。

 

 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が1000となり、全体の約6割を占めた。

セクター別では、倉庫運輸、ゴム製品、保険、その他製品など17業種が上昇。一

方、化学、海運、建設、サービスなど16業種が下落した。指数インパクトの大きい

ところでは、東エレク、TDK<6762>、アドバンテス<6857>、セコム<9735>が堅調だった半面、資生堂<4911>、日産化<4021>、ニトリHD<9843>が軟調だった。

 

 前週末の米国市場は、米中首脳会談が15日に開催されることが決まったほか、半

導体世界大手TSMCは、10月の売上高が前年同月比15.7%増と8カ月ぶりプラスとなっ

たと発表したことから、半導体関連株中心に買われ、主要株価指数は上伸。なかで

SOX指数が4%を超える上げとなったことが東京市場でも好感された。また、為替

市場で円相場が一時1ドル=151円台後半まで円安が進んだことも、輸出関連株の一

角に投資資金がシフトした。

 

 国内主要企業の決算発表はピークを超え、投資家の関心は米景気の動向などマク

ロ面の行方に移っていくことになるだろう。今週は米消費者物価指数(CPI)や米小

売売上高、米鉱工業生産指数などの発表が予定されており、米長期金利の動向にも

影響を与えることになろう。また、米連邦政府の新たなつなぎ予算法案の成立に黄

色信号が点っているため、審議の行方も気掛かり材料だ。外部環境の動向をにらみ

ながら、押し目狙いのスタンスに向かわせよう。

 

日経平均   32,585.11    +17.00   (+0.05%)

TOPIX          2,336.62       -0.10     (0.00%)

騰落レシオ(25日)  104.04

 

監視銘柄

(4503)アステラス製薬  1760.5    -29.5    (-1.65%)

(7203)トヨタ自動車   2817   -14   (+0.50%)

(3003)ヒューリック   1388   -5   (-0.36%)

(9432)NTT   174.1    +1.3   (+0.75%) 

(7189)西日本FH   1772   -32   (-1.77%)

(8766)東京海上   3488   +69   (+2.02%)

(8252)丸井G   2424   +15.5   (+0.64%)

(8593)三菱HCキャピタル   948.5    -43.4    (-4.38%)

(7182)ゆちょ銀行   1393   +14.5   (+1.05%)

(8306)三菱UFJ   1253   +8.5   (+0.68%)

(3105)日清紡HD   1106.5   +5   (+0.45%)

(9303)住友倉庫   2383   +32   (+1.36%)

(6503)三菱電機   1956.5    +13.5   (+0.69%)

(1911)住友林業   3580   -21   (-0.58%)

(7272)ヤマハ発   3660   -49   (-1.32%)

(6448)ブラザー   2466   +10   (+0.41%)

(8002)丸紅   2357   -3   (-0.13%)

(6141)DMG森精機   2610.5   -17   (-0.65%)

(9140)商船三井   3809   -55   (-1.42%)

 

取引  (4503)アステラス製薬   1760.5   10株   買

買付金額   7,818,018

評価損益合計   +7,406,599   (+94.74%)