12月28日の株

 日経平均は5営業日ぶりに反落。141.62円安の33539.62円(出来高概算10億9000万

株)で取引を終えた。円相場が1ドル=141円台前半へと円高が進んだことから、輸

出関連株中心に売りが先行し、日経平均は取引開始後には33411.24円まで下げた。

また、前日までの4営業日で540円超上昇したこともあり、目先の利益を確保する売

りも相場を押し下げる要因になった。ただ、積極的に売り込む動きが見られなかっ

たほか、来年の辰年相場に対する期待もあって、次第に押し目を拾う動きもみら

れ、心理的な節目の33500円台を維持して終了した。

 

 東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が1000を超え、全体の6割を占めた。セ

クター別では鉄鋼、保険、非鉄金属、繊維製品、その他金融など11業種が上昇。一

方、海運、鉱業、ゴム製品、食料品など22業種が下落した。指数インパクトの大き

いところでは、信越化<4063>、村田製<6981>、リクルートHD<6098>、ニデック<6594>がしっかりだった半面、アドバンテス<6857>、ファーストリテ<9983>、トレンド<4704>、東エレク<8035>が軟調だった。

 

 前日の米国市場は、来年早期に利下げに転じるとの観測が引き続き手掛かり材料

となり、米長期金利は低下、株式市場では主要株価指数が値を上げ、NYダウ、SOX

数はともに過去最高値を更新した。ただ、米金利低下に伴う日米金利差縮小観測か

ら1ドル=141円台前半へと円高が進んだことが重荷となった。また、「欧州海運大

手が紅海を経由してコンテナ船を運行することを計画している」と伝わり、海運株

が売られたことも投資家心理を萎縮させる要因になったようだ。

 

 日経平均は反落したが、当然の一服と受け止める向きが大半だ。投資家の押し目

を拾う意欲は強いと見る向きも多い。ただ、足元では、新規の手掛かり材料に乏し

いなかでは、積極的に上値を買い上がる雰囲気にはつながらない状況でもある。ま

た、日本国内の年末年始休暇中には、米国でISM製造業景況指数など注目される経済

指標の発表が控えており、イベント待ちの状態と言えそうだ。

 

日経平均   33,539.62    -141.62    (-0.42%)

TOPIX          2,362.02       -3.38    (-0.14%)

騰落レシオ(25日)  101.81 

 

監視銘柄

(4503)アステラス製薬  1684.5    +7    (+0.42%)

(7203)トヨタ自動車   2556   -27   (-1.05%)

(3003)ヒューリック   1465   -28   (-1.88%)

(9432)NTT   171.9    +0.3   (+0.17%) 

(5019)出光興産    785.8    +3    (+0.38%) (株 5分割)

(8766)東京海上   3514   +31   (+0.89%)

(8252)丸井G   2373   -3.5   (-0.15%)

(8593)三菱HCキャピタル   942.5    -2.5    (-0.26%)

(7182)ゆちょ銀行   1435   -14.5   (-1.00%)

(8306)三菱UFJ   1203.5   -6   (-0.50%)

(3105)日清紡HD   1130   -6.5   (-0.57%)

(9303)住友倉庫   2430   -17   (-0.69%)

(6503)三菱電機   2006.5    -27   (-1.33%)

(1911)住友林業   4197   -42   (-0.99%)

(7272)ヤマハ発   1279.5   -29.83   (-2.28%) (株 3分割)

(6448)ブラザー   2287   -9   (-0.39%)

(8002)丸紅   2237   -5.5   (-0.25%)

(6141)DMG森精機   2697.5   -69.5   (-2.51%)

(9140)商船三井   4544   -153   (-3.26%)

 

取引  無

買付金額   7,818,018

評価損益合計   +7,440,626   (+95.17%)