日経平均は5営業日ぶりに反落。141.62円安の33539.62円(出来高概算10億9000万
株)で取引を終えた。円相場が1ドル=141円台前半へと円高が進んだことから、輸
出関連株中心に売りが先行し、日経平均は取引開始後には33411.24円まで下げた。
また、前日までの4営業日で540円超上昇したこともあり、目先の利益を確保する売
りも相場を押し下げる要因になった。ただ、積極的に売り込む動きが見られなかっ
たほか、来年の辰年相場に対する期待もあって、次第に押し目を拾う動きもみら
れ、心理的な節目の33500円台を維持して終了した。
東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が1000を超え、全体の6割を占めた。セ
クター別では鉄鋼、保険、非鉄金属、繊維製品、その他金融など11業種が上昇。一
方、海運、鉱業、ゴム製品、食料品など22業種が下落した。指数インパクトの大き
いところでは、信越化<4063>、村田製<6981>、リクルートHD<6098>、ニデック<6594>がしっかりだった半面、アドバンテス<6857>、ファーストリテ<9983>、トレンド<4704>、東エレク<8035>が軟調だった。
前日の米国市場は、来年早期に利下げに転じるとの観測が引き続き手掛かり材料
となり、米長期金利は低下、株式市場では主要株価指数が値を上げ、NYダウ、SOX指
数はともに過去最高値を更新した。ただ、米金利低下に伴う日米金利差縮小観測か
ら1ドル=141円台前半へと円高が進んだことが重荷となった。また、「欧州海運大
手が紅海を経由してコンテナ船を運行することを計画している」と伝わり、海運株
が売られたことも投資家心理を萎縮させる要因になったようだ。
日経平均は反落したが、当然の一服と受け止める向きが大半だ。投資家の押し目
を拾う意欲は強いと見る向きも多い。ただ、足元では、新規の手掛かり材料に乏し
いなかでは、積極的に上値を買い上がる雰囲気にはつながらない状況でもある。ま
た、日本国内の年末年始休暇中には、米国でISM製造業景況指数など注目される経済
指標の発表が控えており、イベント待ちの状態と言えそうだ。
日経平均 33,539.62 -141.62 (-0.42%)
TOPIX 2,362.02 -3.38 (-0.14%)
騰落レシオ(25日) 101.81
監視銘柄
(4503)アステラス製薬 1684.5 +7 (+0.42%)
(7203)トヨタ自動車 2556 -27 (-1.05%)
(3003)ヒューリック 1465 -28 (-1.88%)
(9432)NTT 171.9 +0.3 (+0.17%)
(5019)出光興産 785.8 +3 (+0.38%) (株 5分割)
(8766)東京海上 3514 +31 (+0.89%)
(8252)丸井G 2373 -3.5 (-0.15%)
(8593)三菱HCキャピタル 942.5 -2.5 (-0.26%)
(7182)ゆちょ銀行 1435 -14.5 (-1.00%)
(8306)三菱UFJ 1203.5 -6 (-0.50%)
(3105)日清紡HD 1130 -6.5 (-0.57%)
(9303)住友倉庫 2430 -17 (-0.69%)
(6503)三菱電機 2006.5 -27 (-1.33%)
(1911)住友林業 4197 -42 (-0.99%)
(7272)ヤマハ発 1279.5 -29.83 (-2.28%) (株 3分割)
(6448)ブラザー 2287 -9 (-0.39%)
(8002)丸紅 2237 -5.5 (-0.25%)
(6141)DMG森精機 2697.5 -69.5 (-2.51%)
(9140)商船三井 4544 -153 (-3.26%)
取引 無
買付金額 7,818,018
評価損益合計 +7,440,626 (+95.17%)