日経平均は大幅に4日続伸。375.39円高の33681.24円(出来高概算13億8000万株)
で取引を終えた。クリスマス休暇明けの米国市場で主要株価指数が上伸したことか
ら、値がさハイテク株を中心に幅広い銘柄が買われ、日経平均は前場終盤には3375
5.75円まで水準を切り上げ、7月3日につけた終値でのバブル後の戻り高値(33753.3
3円)を上回った。高値警戒感から利益確定売りに上げ幅を縮める場面もあったもの
の、年末高に期待する向きも多く、その後は売り買いが交錯するなか、33700円前後
で堅調に推移していた。
東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が1500に迫り、全体の9割近くを占め
た。セクター別では33業種すべてが上昇。海運、石油石炭、鉄鋼、電気ガス、鉱業
の上昇が目立っていた。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクG<9984
>、東エレク<8035>、アドバンテス<6857>、ダイキン<6367>、リクルートHD<6098>が堅調だった半面、第一三共<4568>、トレンド<4704>、Jフロント<3086>が軟化した。
連休明けの米国市場は、2024年前半にも利下げに転じるとの観測が投資家心理を
支えたほか、「米半導体大手インテルはイスラエルに3兆6000億円規模の設備投資を
計画していることを確認した」と海外メディアが報じたことが支援材料となった。
東京市場も米半導体株高を背景に買い優勢で始まり、日経平均の上げ幅は一時450円
近くに達した。また、米通信大手TモバイルUS株の無償取得を発表したソフトバンク
Gは新たな投資利益の計上により、株主還元や人工知能(AI)分野などへの戦略投資
加速への思惑から急伸したことも投資マインドを好転させる要因になったようだ。
日経平均は大幅に続伸し、掉尾の一振への期待感が再び盛り上がりつつある。残
り2日で、日経平均が終値でバブル後の戻り高値を更新してくれば、新春相場に期待
が持てるとの声もあり、戻り高値更新をきっかけに一段と先高感が高まってくる可
能性がある。ただ、懸念材料は米景気の動向だ。足元でインフレ沈静化を示す経済
指標が相次いでいるが、米景気がソフトランディング(軟着陸)するのか、リセッ
ション(景気後退)入りするのかで、見方は大きく変わるだけに警戒が必要との見
方もある。
日経平均 33,681.24 +375.39 (+1.13%)
TOPIX 2,365.40 +26.54 (+1.13%)
騰落レシオ(25日) 102.49
監視銘柄
(4503)アステラス製薬 1677.5 +10 (+0.60%)
(7203)トヨタ自動車 2583 +42 (+1.65%)
(3003)ヒューリック 1493 +7 (-0.47%)
(9432)NTT 171.6 +0.8 (+0.47%)
(5019)出光興産 3914 +58 (+1.50%)
(8766)東京海上 3483 +20 (+0.58%)
(8252)丸井G 2376.5 +33 (+1.41%)
(8593)三菱HCキャピタル 945 +8.4 (+0.90%)
(7182)ゆちょ銀行 1449.5 +15 (+1.05%)
(8306)三菱UFJ 1209.5 +6 (+0.50%)
(3105)日清紡HD 1136.5 +3.5 (+0.31%)
(9303)住友倉庫 2447 +10 (+0.41%)
(6503)三菱電機 2033.5 +25 (+1.24%)
(1911)住友林業 4239 -10 (-0.24%)
(7272)ヤマハ発 3928 +43 (+1.11%)
(6448)ブラザー 2296 +9 (+0.39%)
(8002)丸紅 2242.5 +23 (+1.04%)
(6141)DMG森精機 2767 +10 (+0.36%)
(9140)商船三井 4697 +182 (+4.03%)
取引 無
買付金額 7,818,018
評価損益合計 +7,587,646 (+97.05%)