12月26日の株

 日経平均は小幅に3営業日続伸。51.82円高の33305.85円(出来高概算10億4000万

株)で取引を終えた。海外市場がクリスマスの祝日で休場とあって海外勢の動きが

鈍く、新規の手掛かり材料にも欠けるため、全般は模様眺めムードの強い展開だっ

た。朝方はグローベックスのナスダック100先物などがしっかりしているため、半導

体関連や電子部品関連株など値がさ株中心に買いが先行。日経平均は取引開始後に3

3312.26円まで値を上げた。ただ、積極的に売り買いを手掛ける向きもおらず、後場

半ばには33181.36円まで売られる場面も見られた。大引けにかけては祝日明けの米

国株高が期待されるなかで買い戻された。

 

 東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が900を超え、全体の過半数を占めた。

セクター別では、海運、パルプ紙、鉱業、その他製品など19業種が上昇。一方、空

運、ゴム製品、陸運、繊維製品など14業種が下落した。指数インパクトの大きいと

ころでは、東エレク<8035>、アドバンテス<6857>、レーザーテック<6920>、TDK<6762>がしっかりだった半面、ファーストリテ<9983>、ネクソン<3659>、ブリヂストン<5108>、OLC<4661>が軟化した。

 

 全般は方向感の定まらない展開だった。こうしたなか、レーザーテックなどハイ

テク株の堅調な展開が安心感につながった。また、決算とあわせて1株を2株とする

株式分割を発表したしまむら<8227>が買われるなど、物色意欲の強さもうかがえ

た。そのほか、グロース250指数が4営業日ぶりに反発しており、個人主体の年末高

を意識した動きもみられた。

 

 日経平均は方向感なく一進一退の展開だったが、祝日明けの米国市場の動向には

関心が集まりそうだ。本日は、10月のS&Pケース・シラー住宅価格指数が発表され

る。9月実績の3.9%上昇より、伸び率が加速していれば、インフレ懸念が再燃する

リスクがあり、米国市場が波乱展開となる可能性があり、警戒されているようだ。

また、投資家不在の状況が続きそうで、短期筋による仕掛け的な動きで振らされや

すい状況は続こう。

 

日経平均   33,305.85    +51.82    (+0.16%)

TOPIX          2,338.86       +1.46    (+0.06%)

騰落レシオ(25日)  97.56 

 

監視銘柄

(4503)アステラス製薬  1667.5    -4    (-0.24%)

(7203)トヨタ自動車   2541   +4   (+0.16%)

(3003)ヒューリック   1486   +5   (-0.34%)

(9432)NTT   170.8    -0.5   (-0.29%) 

(5019)出光興産    3856    +21    (+0.55%)

(8766)東京海上   3463   -7   (-0.20%)

(8252)丸井G   2343.5   -9   (-0.38%)

(8593)三菱HCキャピタル   936.6    -1.1    (-0.12%)

(7182)ゆちょ銀行   1434.5   +7   (-0.49%)

(8306)三菱UFJ   1203.5   -3.5   (-0.29%)

(3105)日清紡HD   1133   +0.5   (+0.04%)

(9303)住友倉庫   2437   +9   (+0.37%)

(6503)三菱電機   2008.5    -8   (-0.40%)

(1911)住友林業   4249   -12   (-0.28%)

(7272)ヤマハ発   3885   -18   (-0.46%)

(6448)ブラザー   2287   +12.5   (+0.55%)

(8002)丸紅   2219.5   +4   (+0.18%)

(6141)DMG森精機   2757   +10   (+0.36%)

(9140)商船三井   4515   +68   (+1.53%)

 

取引  無

買付金額   7,818,018

評価損益合計   +7,406,262   (+94.73%)