日経平均は小幅に3営業日続伸。51.82円高の33305.85円(出来高概算10億4000万
株)で取引を終えた。海外市場がクリスマスの祝日で休場とあって海外勢の動きが
鈍く、新規の手掛かり材料にも欠けるため、全般は模様眺めムードの強い展開だっ
た。朝方はグローベックスのナスダック100先物などがしっかりしているため、半導
体関連や電子部品関連株など値がさ株中心に買いが先行。日経平均は取引開始後に3
3312.26円まで値を上げた。ただ、積極的に売り買いを手掛ける向きもおらず、後場
半ばには33181.36円まで売られる場面も見られた。大引けにかけては祝日明けの米
国株高が期待されるなかで買い戻された。
東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が900を超え、全体の過半数を占めた。
セクター別では、海運、パルプ紙、鉱業、その他製品など19業種が上昇。一方、空
運、ゴム製品、陸運、繊維製品など14業種が下落した。指数インパクトの大きいと
ころでは、東エレク<8035>、アドバンテス<6857>、レーザーテック<6920>、TDK<6762>がしっかりだった半面、ファーストリテ<9983>、ネクソン<3659>、ブリヂストン<5108>、OLC<4661>が軟化した。
全般は方向感の定まらない展開だった。こうしたなか、レーザーテックなどハイ
テク株の堅調な展開が安心感につながった。また、決算とあわせて1株を2株とする
株式分割を発表したしまむら<8227>が買われるなど、物色意欲の強さもうかがえ
た。そのほか、グロース250指数が4営業日ぶりに反発しており、個人主体の年末高
を意識した動きもみられた。
日経平均は方向感なく一進一退の展開だったが、祝日明けの米国市場の動向には
関心が集まりそうだ。本日は、10月のS&Pケース・シラー住宅価格指数が発表され
る。9月実績の3.9%上昇より、伸び率が加速していれば、インフレ懸念が再燃する
リスクがあり、米国市場が波乱展開となる可能性があり、警戒されているようだ。
また、投資家不在の状況が続きそうで、短期筋による仕掛け的な動きで振らされや
すい状況は続こう。
日経平均 33,305.85 +51.82 (+0.16%)
TOPIX 2,338.86 +1.46 (+0.06%)
騰落レシオ(25日) 97.56
監視銘柄
(4503)アステラス製薬 1667.5 -4 (-0.24%)
(7203)トヨタ自動車 2541 +4 (+0.16%)
(3003)ヒューリック 1486 +5 (-0.34%)
(9432)NTT 170.8 -0.5 (-0.29%)
(5019)出光興産 3856 +21 (+0.55%)
(8766)東京海上 3463 -7 (-0.20%)
(8252)丸井G 2343.5 -9 (-0.38%)
(8593)三菱HCキャピタル 936.6 -1.1 (-0.12%)
(7182)ゆちょ銀行 1434.5 +7 (-0.49%)
(8306)三菱UFJ 1203.5 -3.5 (-0.29%)
(3105)日清紡HD 1133 +0.5 (+0.04%)
(9303)住友倉庫 2437 +9 (+0.37%)
(6503)三菱電機 2008.5 -8 (-0.40%)
(1911)住友林業 4249 -12 (-0.28%)
(7272)ヤマハ発 3885 -18 (-0.46%)
(6448)ブラザー 2287 +12.5 (+0.55%)
(8002)丸紅 2219.5 +4 (+0.18%)
(6141)DMG森精機 2757 +10 (+0.36%)
(9140)商船三井 4515 +68 (+1.53%)
取引 無
買付金額 7,818,018
評価損益合計 +7,406,262 (+94.73%)