20日の東京株式市場は幅広い銘柄にリスク回避目的の売りが優勢。日経平均は朝方プラス圏でスタートしたものの、その後は値を消し後場は一段安に売られた。
大引けの日経平均株価は前営業日比218円81銭安の3万3023円78銭と続落。プライム市場の売買高概算は16億7453万株、売買代金概算は4兆435億円。値上がり銘柄数は225、対して値下がり銘柄数は1581、変わらずは30銘柄だった。
きょうの東京市場は前日に続きリスクオフの地合いとなった。前日の米国株市場で米長期金利の上昇を警戒しNYダウが反落したことを嫌気して、広範囲に売りが目立つ展開に。日本時間あす未明に判明するFOMCの結果を前にポジション調整の売りが優勢となった。前場は朝方に小幅高でスタートした後に値を消しすぐにマイナス圏に沈んだが、取引中盤にもプラス圏に浮上する場面があった。しかし、後場は終始軟調で引け際に下げ幅を拡大した。直近売られた半導体関連の一角が高くなったものの、主力どころの銘柄は総じて軟調に推移し全体指数を押し下げた。値下がり銘柄数は1600近くに及び、プライム市場全体の86%の銘柄が下落する売り圧力の目立つ地合いとなった。なお、売買代金は活況で前日に続いて4兆円台に乗せている。
個別では、トヨタ自動車<7203.T>が朝高後に値を消し反落となったほか、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>も下落。INPEX<1605.T>が売られ、三菱商事<8058.T>も安い。任天堂<7974.T>が値を下げ、ニデック<6594.T>も下値を探った。三菱重工業<7011.T>も冴えない。エンプラス<6961.T>が急落、アクシージア<4936.T>、I-PEX<6640.T>が大幅安。マネジメントソリューションズ<7033.T>、コロワイド<7616.T>などの下げも目立った。
半面、売買代金トップのレーザーテック<6920.T>が買い優勢だったほか、アドバンテスト<6857.T>、キーエンス<6861.T>も上昇した。三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>もしっかり。JT<2914.T>が買われ、東京海上ホールディングス<8766.T>も堅調。丸三証券<8613.T>は連日のストップ高に買われ、日本ケミコン<6997.T>が急騰した。ホットランド<3196.T>、グローバルキッズCOMPANY<6189.T>なども物色人気。
東京証券取引所は20日、現物市場の取引時間の延長について、2024年11月5日から実施することを正式に決定したと発表した。
午後3時までとしている現行の取引終了時刻を30分延ばし、午後3時30分までとする。終了直前の3時25分~30分の5分間は、注文受付時間を設けた後に板寄せ方式で約定値段を決定する「クロージング・オークション」となる。
日経平均 33,023.78 -218.81 (-0.66%)
TOPIX 2,406.00 -24.30 (-1.00%)
騰落レシオ(25日) 122.85
監視銘柄
(4503)アステラス製薬 2176.5 -21.5 (-0.98%)
(7203)トヨタ自動車 2799 -81 (-2.81%)
(3003)ヒューリック 1371 -17.5 (-1.26%)
(9432)NTT 180.6 -0.4 (-0.22%)
(7189)西日本FH 1718 -17 (-0.98%)
(8766)東京海上 3632 +47 (+1.31%)
(8252)丸井G 2581 -33.5 (-1.28%)
(8593)三菱HCキャピタル 1060 -15 (-1.40%)
(7182)ゆちょ銀行 1319 -2 (-0.15%)
(8306)三菱UFJ 1301 -23.5 (-1.77%)
(3105)日清紡HD 1102.5 -1 (-0.09%)
(9303)住友倉庫 2531 -36 (-1.40%)
(6503)三菱電機 1913.5 -17 (-0.88%)
(1911)住友林業 4132 -138 (-3.23%)
(5706)三井金属鉱業 4012 -57 (-1.40%)
(6448)ブラザー 2476.5 -58.5 (-2.31%)
(8002)丸紅 2529 -10 (-0.39%)
(6141)DMG森精機 2728 -25 (-0.91%)
(9140)商船三井 4559 +44 (+0.97%)
取引 無
買付金額 7,635,668
評価損益合計 +7,403,815 (+96.96%)