4月7日の株

日経株価は3日ぶりに小幅反発。値ごろ感からの買いが流入し値を上げた。ただ様子見姿勢は強く薄商いだった。

大引け日経平均株価は前日比45円68銭高の2万7518円31銭。プライム市場の売買高概算は8億2049万株。売買代金概算は1兆9995億円となった。

値上がり銘柄数は1146と全体の約62%、値下がり銘柄数は595、変わらずは94銘柄だった。

 

前日の米株式市場は、NYダウは横ばい圏だったが、ハイテク株などが堅調でナスダック指数は4日ぶりに反発した。この流れを受けて日経平均株価は、前日までの2日間で800円超の下落となっていたことから、値ごろ感からの買いが流入し値を上げてスタート。一時100円を超す上昇となった。

ただ今晩は米3月雇用統計が発表されるほか、米国市場はグッドフライデーで休場となることもあり、買い一巡後は様子見姿勢が強まった。

積極的な買いは手控えられるなか、日経株価は2万7500円ラインを小幅に上回った水準での一進一退状態が続いた。

 

日銀の黒田東彦総裁は7日の退任記者会見で10年にわたる任期を振り返り、2%の物価目標の達成に近づいたと評価、これまでの政策運営は適切だったと語った。

副作用が指摘される長短金利操作(YCC)は有効と強調し、「YCCは続けられず、(黒田総裁就任当初に展開した)量的質的緩和(QQE)は続けられるということはない」と指摘した。

 

日銀の黒田総裁は2013年3月に就任し8日で任期満了となる。在任期間は歴代最長。政府は7日の閣議で、9日付で植田和男元日銀審議委員を次の日銀総裁に任命することを決定した。

学者出身の日銀総裁は戦後初めてである。

 

今日のウオッチ銘柄

(4503)アステラス製薬 1899.5   -26 (-1.35%)

(7203)トヨタ自動車   1819.5   -7 (-0.38%)

(8593)三菱HCキャピタル   684   +5   (+0.74%)

(9433)KDDI   4034   -15   (-0.37%)

(3003)ヒューリック   1095   0   (0.00%)

(8766)東京海上HD   2555   +17   (+0.67%)

(7189)西日本FH   1100   +24   (+2.23%)

(5334)日本特殊陶業   2666   +31   (+1.18%)

 

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