2024年4月9日の株

 日経平均は続伸。426.09円高の39773.13円(出来高概算15億5000万株)と3営業日

ぶりに心理的節目の39500円台を回復して取引を終えた。米商務省は8日、半導体

託生産の世界最大手、TSMCが米アリゾナ州に建設する新工場に最大66億ドル(約1兆

円)の補助金を支給すると発表。これを受けて、東京市場では半導体関連など値が

さ株中心に値を上げるものが目立った。その後、米国で10日に3月の消費者物価指数

(CPI)の発表を控えているため、次第に様子見ムードが強まり伸び悩む場面もみら

れた。ただし、植田和男日銀総裁参院財政金融委員会で「当面緩和的な金融環境

が継続する」などの発言が伝わると、短期筋に先物買いが入り、日経平均は高値引

けとなった。

 

 東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄数が1100を超え、全体の7割近くを占め

た。セクター別では、非鉄金属、卸売、空運、不動産など28業種が上昇。一方、パ

ルプ紙、医薬品、海運など5業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、

東エレク<8035>、信越化<4063>、レーザーテック<6920>、アドバンテス<6857>が堅

調だった半面、ソフトバンクG<9984>、第一三共<4568>、ニトHD<9843>

ZOZO<3092>が軟化した。

 

 東エレクなどの半導体関連株中心に買いが入ったほか、「著名投資家ウォーレ

ン・バフェットが率いる投資会社のバークシャー・ハサウェイが円建て債の発行を

準備している」と米メディアが報じ、バフェット氏が保有する商社株への買い増し

に対する思惑が広がった。また、円相場が一時約34年ぶりとなる1ドル=152円台を

窺う展開となるなど、円安傾向にあることも相場を支えた。

 

 日経平均は続伸したものの、25日線水準での上値の重い展開となった。米CPIや卸

売物価指数(PPI)などのインフレ指標に注目している。両指標が市場予想を上回

り、インフレに対する見方が強まれば、早期の利下げ観測の後退につながり、米国

市場も不安定な値動きを強いられる可能性がある。それ故に、結果を見極めたいと

考える投資家は多いだろう。

 

日経平均   39,773.13    +426.09   (+1.08%)

TOPIX          2,754.69       +26.37    (+0.97%)

騰落レシオ(25日)  121.02

SOX指数 4,825.39    +6.26  (+0.13%)   (2024-04-08  17:15) 

監視銘柄

(4503)アステラス製薬  1596    -0.5    (-0.03%)

(7203)トヨタ自動車   3,776   +78   (+2.11%)

(3003)ヒューリック   1,512.5   +18   (+1.20%)

(9432)NTT   176.8    +1.3   (+0.74%) 

(5019)出光興産    1,061.5    +0.5    (+0.05%) 

(8766)東京海上   4,844   +40   (+0.83%)

(8252)丸井G   2,495.5   +12   (+0.48%)

(8593)三菱HCキャピタル   1,063   +19.5    (+1.87%)

(7182)ゆちょ銀行   1,583    -5.5    (-0.35%)

(8306)三菱UFJ   1,547.5   0   (0.00%)

(3105)日清紡HD   1,216.5   +19.5   (+1.63%)

(9303)住友倉庫   2,608   +14    (+0.54%)

(6503)三菱電機   2,517.5    +83   (+3.41%)

(1911)住友林業   4,997    +38    (+0.77%)

(7272)ヤマハ発   1,433.5    -7   (-0.49%) 

(6448)ブラザー   2,974   +59.5   (+2.04%)

(8002)丸紅   2,687   +56.5   (+2.15%)

(6141)DMG森精機   4,238   +217   (+5.40%)

(7011)三菱重   1,375.5   +41   (+3.07%) 

取引  無

買付金額   7,818,018

評価損益合計   +11,498,723   (+147.08%)