3月18日の株

 日経平均は大幅反発。1032.80円高の39740.44円(出来高概算18億4000万株)で取

引を終えた。上げ幅は今年2番目の大きさだった。前週末の米国市場は下落したもの

の、米長期金利の上昇を背景にした円安が材料視され、自動車、電子部品など輸出

関連株を中心に幅広い銘柄に買いが先行した。日経平均はギャップアップして始ま

り、その後もじりじりと値を上げる展開となった。また、本日から始まった日銀の

金融政策決定会合における、マイナス金利解除は織り込み済みであり、買い戻しの

動きが活発化した。

 

 東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が1200を超え、全体の8割近くを占め

た。セクター別では、電気ガス、石油石炭の2業種を除く31業種が上昇。不動産、機

械、証券商品先物、パルプ紙、ゴム製品、電気機器の上昇が目立っていた。指数イ

ンパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>、アドバン

テス<6857>、ソフトバンクG<9984>、レーザーテック<6920>が堅調だった半面、東電

力HD<9501>、三菱倉<9301>、が軟化した。

 

 米国市場では早期利下げ観測の後退から米長期金利は上昇し。主要株価指数は下

落した。ただ、円相場が1ドル=149円台へと円安が進んでいるため、輸出関連株買

いが優勢となった。また、米国では18日、米半導体大手エヌビディアが年次開発者

会議を開催する予定で、再び半導体など人工知能(AI)関連株に投資家の関心が集

まるとの思惑が広がり、東エレクや、アドバンテスなどが大幅に反発したことも投

資家心理の好転につながり、日経平均の上げ幅は1000円を超えた。

 

 きょうの相場は、政策正常化後も緩和的な金融政策スタンスは維持され、極端な

引き締め方向には向かわないとの見方が台頭し、株高に寄与したとみられる。た

だ、あすの取引終了後に予定される日銀の植田和男総裁の会見で、年内にもう一段

の利上げを示唆する内容のコメントが出てくるのかどうかに関心が移っている。テ

クニカル的には日経平均が11日の急落局面で空けたマドを埋めてきたことから、中

銀イベントを波乱なく通過すれば、再び上昇基調に回帰していくことになると、強

気の声も聞かれ始めている。

 

日経平均   39,740.44    +19032.80   (+2.67%)

TOPIX          2,721.99       +51.19    (+1.92%)

騰落レシオ(25日)  114.24

SOX指数 4,757.71    -25.94  (-1.54%)   (2024-03-15  17:15) 

監視銘柄

(4503)アステラス製薬  1636    +21    (+1.30%)

(7203)トヨタ自動車   3567   +79   (+2.26%)

(3003)ヒューリック   1530   +16   (+1.06%)

(9432)NTT   180.9    +0.4   (+0.22%) 

(5019)出光興産    1023.5    -1.5    (-0.15%) 

(8766)東京海上   4576   +76   (+1.69%)

(8252)丸井G   2434.5   +29.5   (+1.23%)

(8593)三菱HCキャピタル   1041.5   +21    (+2.06%)

(7182)ゆちょ銀行   1649    +17.5    (+1.07%)

(8306)三菱UFJ   1533.5   +29   (+1.93%)

(3105)日清紡HD   1203.5   +0.5   (+0.04%)

(9303)住友倉庫   2559   +28   (+1.11%)

(6503)三菱電機   2474    +43.5   (+1.79%)

(1911)住友林業   4212    +76    (+1.84%)

(7272)ヤマハ発   1366.5    +36.5   (+2.74%) 

(6448)ブラザー   2649.5   +109   (+4.29%)

(8002)丸紅   2507.5   +52   (+2.12%)

(6141)DMG森精機   4115   +156   (+3.94%)

(7011)三菱重   12615   +405   (+3.32%)

 

取引  無

買付金額   7,818,018

評価損益合計   +10,947,993   (+140.04%)