14日後場の日経平均株価は前日比336円50銭高の2万8493円47銭と大幅に6営業日続伸。3月9日(終値2万8623円15銭)以来約1カ月ぶりの高水準となった。一方この日算出の日経平均先物ミニ・オプション4月限SQ(特別清算指数)値は
2万8519円43銭で、日経平均がSQ値にタッチしない」「幻のSQ」となった。
朝方は買いが先行した。13日発表の米3月PPI(生産者物価指数)が市場予想を下回り、インフレ圧力が和らぎ、米国株式市場で主要3指数が上昇。この流れを受け、先物買いを交えて、日経平均は上げ幅を拡大し、前場後場に2万8515円51銭(前日比358円54銭高)まで上伸した。
その後、戻り売りに上値が重くなる場面もあったが、下値は限定され大引けにかけて高値圏で推移した。なかで、23年8月期の業績予想を上方修正したファーストリテ(9983)が急騰し、プラス寄与度が261円強と突出し指数をけん引した。
東証業種別株価指数(全33業種)では、卸売、小売、倉庫運輸関連など28業種が値上がりし海運、輸送用機器、保険など5業種が値下がりした。東証プライム銘柄の67.2%が上昇した。
東証プライムの出来高は11億2794万株、売買代金は2兆9323億円。騰落銘柄数は値上がり1234銘柄、値下がり519銘柄、変わらず82銘柄。
市場からは「欧州経由で買い注文が入り、質の良いバリュー株に資金が流れつつあるが、本格的な動きではない。方向性としては、あくまでも決算をみてからの展開になる」との声がきかれた。
監視銘柄
(4503)アステラス製薬 1948 +7 (+0.36%)
(7203)トヨタ自動車 1808 -4.5 (-0.25%)
(3003)ヒューリック 1128 +8 (+0.71%)
(9433)KDDI 4063 +16 (+0.40%)
(7189)西日本FH 1096 -8 (-0.72%)
(8766)東京海上 2624 -10 (-0.38%)
(8593)三菱HCキャピタル 688 +2 (+0.29%)
(6178)日本郵政 1084 +1 (+0.09%)
(1928)積水ハウス 2705.5 +9 (+0.33%)
(4005)住友化学 458 0 (0.00%)
(5929)ENEOS 478.3 +7.6 (+1.61%)
(5334)日特殊陶 2702 -23 (-0.84%)
(9303)住友倉庫 2226 +21 (+0.95%)
(6503)三菱電機 1579.5 +20 (+1.28%)
(1911)住友林業 2739 -9 (-0.33%)
取引 無
評価損益合計 +733,652 (+29.24%)