13日後場の日経平均株価は、前日比74円27銭高の2万8156円97銭と5日続伸して取引を終えた。朝方は売りが先行したものの、株価指数先物に断続的な買いが入ったことをきっかけに上げ転換した。その後、手掛かり材料に乏しいものの、小高い水準で推移。後場は買い優勢で取引を開始すると、ジリ高基調が続き、午後2時10分には、同81円17銭高の2万8163円87銭を付ける場面もみられた。
中国・上海総合指数や香港のハンセン指数、台湾の加権指数などが軟調な展開になるなか、もみ合いながらもしっかりだった。
午後のドル・円相場は1ドル=133円20銭台での小動きが続いた。東証プライムの出来高は9億7229万株、売買代金は2兆4060億円。騰落銘柄数は値上がり943銘柄、値下がり786銘柄、変わらず106銘柄だった。
市場では「日銀の植田新総裁が金融政策を当面は維持する方針を示したことや、PBR1・0倍割れ企業による株高政策への期待が支えとなっている」との声がきかれた。
3月のCPIは前年同月比の上昇比率が5.0%と2月から鈍化し、市場予想(5.1%)も下回るなど、インフレはピークアウトの兆しがみえており、投資マインドは上向きつつある。
バフェット効果も継続しており、海外勢による日本株への見直し買い期待も底流にある。ただし、今月下旬から本格化する国内主要企業の決算を確認したいと考える向きが多く、目先は根固め展開が続きそうだ。
監視銘柄
(4503)アステラス製薬 1941 +16 (+0.83%)
(7203)トヨタ自動車 1812.5 -11 (-0.60%)
(3003)ヒューリック 1120 +5 (+0.45%)
(9433)KDDI 4047 +15 (+0.37%)
(7189)西日本FH 1104 -5 (-0.45%)
(8766)東京海上 2634 -12.5 (-0.47%)
(8593)三菱HCキャピタル 686 0 (0.00%)
(6178)日本郵政 1083 -5.5 (-0.51%)
(1928)積水ハウス 2696.5 +15.5 (+0.58%)
(4005)住友化学 458 -1 (-0.22%)
(5929)ENEOS 470.7 -3 (-0.63%)
(5334)日特殊陶 2725 -6 (-0.22%)
(9303)住友倉庫 2205 +22 (+1.01%)
(6503)三菱電機 1559.5 +10.5 (+0.68%)
(1911)住友林業 2748 +4 (+0.15%)
取引 (7203)トヨタ自動車 10株買 1812.5円で約定
評価損益合計 +709,056 (+28.26%)