3月29日の株

 日経平均は反発。201.37円高の40369.44円(出来高概算17億5000万株)で取引を

終えた。前日の大幅安の反動から幅広い銘柄に買いが先行。ただ、29日の欧米市場

はグッドフライデー(聖金曜日)で休場となることから海外勢の市場参加は乏し

く、上値の重さが意識されたものの、後場中盤以降に先物への断続的な買いが入っ

たことを受け、取引終盤には40521.71円まで水準を切り上げた。

 

 東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が1300を超え、全体の8割超を占めた。

セクター別では、海運とゴム製品の2業種を除く31業種が上昇し、繊維製品、不動

産、建設、パルプ紙、空運の上昇が目立っていた。指数インパクトの大きいところ

では、ファーストリテ<9983>、アドバンテス<6857>、東エレク<8035>、TDK<6762>が堅調だった半面、レーザーテック<6920>、テルモ<4543>、ファナック<6954>、信越化<4063>が軟化した。

 

 前日の米国市場は、3月のミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)が上方修正さ

れ、堅調な米景気を背景に買いが先行しNYダウは上昇した。東京市場は前日に大幅

下落しただけに自律反発を狙った買いや、米景気の底堅さから景気敏感セクターに

も買いが波及した。また、円安基調を映して自動車や電子部品など輸出関連株にも

値を上げる銘柄が目立ち、日経平均の上げ幅は一時350円を超えた。

 

 注目されている2月のPCE物価統計は、総合指数が前年同月比2.5%上昇と、1月

(2.4%上昇)から伸び率が拡大し、コア指数は前年同月比2.8%上昇と1月(2.8%

上昇)と変わらずと予想されている。先日のウォラー米連邦準備制度理事会FRB

理事の「利下げを急ぐ必要はない」との発言内容と整合性があるのかがポイントで

あり、週明け4月1日の東京市場での反応が注目される。市場予想より強めの結果と

なれば円安が進む可能性があり、1990年7月以来となる1ドル=152円台を突破してく

るのかも注目との声も聞かれた。

 

日経平均   40,369.44    +201.37   (+0.50%)

TOPIX          2,768.62       +17.81    (+0.65%)

騰落レシオ(25日)  125.21

SOX指数 4,905.21    +5.26  (+0.11%)   (2024-03-28  17:15) 

監視銘柄

(4503)アステラス製薬  1643.5    +18.5    (+1.14%)

(7203)トヨタ自動車   3,792   -14   (-0.37%)

(3003)ヒューリック   1,571.5   +21.5   (+1.39%)

(9432)NTT   179.8    -0.2   (-0.11%) 

(5019)出光興産    1,042    +9    (+0.87%) 

(8766)東京海上   4,703   -22   (-0.47%)

(8252)丸井G   2,445.5   +25   (+1.03%)

(8593)三菱HCキャピタル   1,070   +17.5    (+1.66%)

(7182)ゆちょ銀行   1,626    +1    (+0.06%)

(8306)三菱UFJ   1,557   +22   (+1.43%)

(3105)日清紡HD   1,232   +18.5   (+1.52%)

(9303)住友倉庫   2,566   +26   (+1.02%)

(6503)三菱電機   2,512    -9.5   (-0.38%)

(1911)住友林業   4,914    +168    (+3.54%)

(7272)ヤマハ発   1,423.5    +34   (+2.45%) 

(6448)ブラザー   2,821.5   +22.5   (+0.80%)

(8002)丸紅   2,629   +18.5   (+0.71%)

(6141)DMG森精機   4,062   +81   (+2.03%)

(7011)三菱重   1,448.5   +83.5   (+6.12%) 

取引  無

買付金額   7,818,018

評価損益合計   +11,360,904   (+145.32%)