21日後場の日経平均株価は前日比93円20銭安の2万8564円37銭と反落。朝方は、20日の米国株安や円高・ドル安を受け、売りが先行した。
日経平均はいったん軟化した後、上げに転じ2万8778円37銭まで値を上げる場面もあった。東京エレク、アドバンテストなど半導体関連株が買われ、指数を押し上げた。ただ買いは続かず、利益確定売りに再度マイナス圏入りした。
後場は下げ幅を広げ、一時2万8527円80銭まで値を下げた。その後の戻りは限定され、大引けにかけて上値が重くなった。
東証業種別株価指数(全33業種)では、銀行、保険、鉱業など20業種が値下がりし、電気・ガス、機械、食料品など13業種が値上がりした。東証プライム銘柄の51.0%が下落した。
東証プライムの出来高は10億5303万株、売買代金は2兆5650億円。騰落銘柄数は値上がり797銘柄、値下がり938銘柄、変わらず100銘柄。
足元の日本株について日替わりで物色対象が変わっており、全体的に買われている印象。東証による低PBR(株価純資産倍率)企業への要請や、海外投資家が日本株に関心を高めていることなどが支えとなり、目先の日経平均は緩やかに上昇する展開を見込んでいる。
来週の外為市場で、ドル安圧力がかかりやすいと予想されている。米国の景気減速懸念が強まる中、第1四半期実質GDP(速報値)などの経済指標や地銀決算に対する下振れリスクが警戒されやすい。
日銀金融政策決定会合では政策の大きな変更は見込まれていないものの、イールドカーブ・コントロール(長短金利操作、YCC)の修正に踏み切ればサプライズと受け止められるほか、今後の政策修正期待が高まれば、円買いが強まりやすい。
植田日銀総裁の会見にも注目が集まる。
監視銘柄
(4503)アステラス製薬 1996.5 -3.5 (-0.18%)
(7203)トヨタ自動車 1802 -11.5 (-0.63%)
(3003)ヒューリック 1133 0 (0.00%)
(9433)KDDI 4107 -18 (-0.44%)
(9432)NTT 4012 -12 (-0.30%)
(7189)西日本FH 1141 -6 (-0.52%)
(8766)東京海上 2672.5 -35 (-1.29%)
(8593)三菱HCキャピタル 699 -2 (-0.29%)
(6178)日本郵政 1116 +0.5 (+0.04%)
(1928)積水ハウス 2740 -10 (-0.36%)
(4005)住友化学 458 -3 (-0.65%)
(5929)ENEOS 472.3 -1.6 (-0.34%)
(5334)日特殊陶 2758 +28 (+1.03%)
(9303)住友倉庫 2260 +13 (+0.58%)
(6503)三菱電機 1622.5 +5.5 (+0.34%)
(1911)住友林業 2848 +37 (+1.32%)
取引 (7203)トヨタ自動車 1820円 10株 買
評価損益合計 +754,462 (+30.07%)